創作活動ブログ 器用貧乏

なんでもそこそこできるけど極めるほどハマれない、器用貧乏な筆者が創作活動における成長の過程を貼っていきます。

東京で消耗しています。

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 かの有名プロブロガー、イケダハヤト氏が高知県に引っ越すと同時にブログタイトルを「まだ東京で消耗してるの?」に変えたということで、ヤフトピにも載っていた。

http://www.ikedahayato.com/20140603/7618254.html

 

 中央官庁で公務員をやっている自分としては、「ええ、消耗しています」としか言えない。たぶんうちの省なんて全然いい方で、KR省とかZ省とか、朝昼晩という概念も無く働いていることだろう。 

 

  イケダ氏の「消耗」が何を指すのか厳密にはわからないけど、たぶん精神的な消耗を指すのだろう。スポーツをして心地いい疲労感があるときに、「東京で消耗してる」とは多分言わない。好きでもないことを人に言われて、嫌々やってるという状態が一番精神的に消耗するときで、そういう場面が東京でホワイトカラーをやっていると他の県に比べて多いのかもしれない(東京しか体験してないので想像でしかないが)。

 

 最近、株式会社ワークライフバランスの小室淑恵氏の本を読んだりして、中央官庁でも本気で定時退庁できないものかとあれこれ考えている。

正直、「定時で帰る」をルールとして決めてしまえば、できると思う。民間企業でも、リコーとか、伊藤忠とか、すでに取り組みを始めている会社はある。

 ⇒「「残業原則禁止」で社員の生活に余裕は生まれるのか?」http://blogos.com/article/83057/

 

 そんなこと言っても、仕事が終わんないよ、と思われるかもしれないが、確かにルールを定めること自体に直接的な効果は無いと思う。しかし、ルール化によって、組織として「仕事自体を減らさないと今後もたないぞ」という意識が芽生えること、これが重要。だから、ルール自体を「実態がわかってない!」と批判しても意味がないし前に進まない。ルール化は「実態をルールに合わせろ、業務をなんとかして減らす知恵を出せ!」という、組織としての強力なメッセージであり、命令ととらえるべきだ。

 これは、ピラミッド型の官僚組織および日本企業にはぴったりな手法だと思う。現在、私は下っ端の役職で、できる限りの業務効率化に注力しているが、ピラミッド型の組織では自分の努力ではどうにもならないことが多すぎる。非効率だな、と思っても、いちいち反論したり拒否したりしていたら組織内で孤立するし、なによりそんな時間がない。すぐに従って仕事をやってしまった方が効率的という、ある意味矛盾した状況がある。

 と、今回はいつもと趣向を変えて真面目な話をしたけど、これも「おもちゃみたいなアイデア」の一つということで軽く流してください。